基礎工事 ~配筋~
現場でよいしょ~!
前回は根切り工事について書きましたが今回は配筋!
コンクリートの骨組みとなる鉄筋を組んでいく作業のことです
そして組まれるとこんな感じ
鉄筋は使っているカ所によって名称が変わってきます
そこでまずは鉄筋の名称を書いていきます!
タテに使っているのが縦筋、ヨコが横筋、ナナメが斜筋
覚えやすい!!
ナナメは”しゃきん” ”ななめきん”と人によって呼び方が違うみたいです
主筋
鉄筋には、コンクリートに引っ張り力がかかった時にその力を受け止める役割がありますが
その役割を一番担っている鉄筋を主筋と呼びます
横筋の上と下の計二本が主筋です!
基本D10の鉄筋を使ってますが主筋はD13を使っています
ちなみに Dは異形鉄筋(deformed ber )という意味で、数字は直径を表しています
なのでD10は直径が10ミリの異形鉄筋!という意味
そしてなんと鉄筋の直径の種類は Dは10から51まであるそうなんです
スペーサーとかぶり厚さ
この写真、 鉄筋ではない何かがあると思いますが
丸いものがスペーサードーナツ
四角いものがスペーサーブロックというものです
通称ドーナツとサイコロ
これらはかぶり厚さを確保するために必要なんですが かぶり厚さとは??
かぶり厚さとはコンクリートの表面から鉄筋までの距離のことを言います
この時はこの数値を使ってくださいといった具合にすべて距離が決まっているんです
鉄筋が錆びないようにする為や鉄筋を火から守る為といった理由があります!
スリーブ
スリーブとは配管を通すための穴をつくる筒のことを言います
スリーブがある箇所や開口部は強度を保つために周りを補強する必要があります!
ここで補強筋の出番!!
スリーブを囲うように組まれている鉄筋が補強筋です
配筋検査
配筋工事の中で重要な工程の配筋検査
配筋が完了すると、第三者機関の検査を行います!!
設計図通りかチェックしてくれるんです
その時次長と一緒に鉄筋のピッチ、補強筋の長さ等を確認してきました!
まずは横筋のピッチ チェック!
縦筋のピッチ チェック!
ベースコンクリートの幅チェック!
補強筋の長さチェック!
継手筋の長さチェック!
そして無事に配筋検査が終了して合格をもらいました!
これで配筋が完了しました
鉄筋を組む際は結束線というもので頑丈に鉄筋同士を組み立てていくんですが、残念ながらその様子は見ることができませんでした、、
実際に鉄筋を組んでいる様子を見れずとも、コンクリートの中身が見られただけでも大満足!
普段見ていた基礎の中はこんな感じになっているんですね~
次回はコンクリートの打設に向けて型枠の組立になります!!
現場からは以上です!