BOSSとSALLY
「いくつか気になる会社はあったのですが、モデルハウスを見て最終的にミライエに決めました。特に土間の印象が強くて、このモデルハウスの感じのまま建てることはできますか?と聞いたくらいです」
玄関ドアを抜けると長い土間が続く。マットの上で靴を脱ぐことが、外と内の境界だ。愛犬BOSSとSALLYもお気に入りの床暖の土間は真冬でも暖かい。2脚のYチェアは実家からのお下がり、20年モノである。
「寝室を開かれた雰囲気にしたいと思い、木窓でキッチンからも見えるようにしたいとお願いしたんですね。出来栄えには十分満足しているんですが、その時のやりとりで自分たちがどのような生活をしたいのかを引き出してもらったように思います。たとえば1階の寝室は、階段の昇り降りがないため年齢を重ねた時に楽なのと同時に、子ども部屋としても機能できるとか。実は土間からの窓はもっと大きな寸法を希望していたのですが、あまり大きいと隣家と視線が重なりますよと提案されて、現状の大きさになったこととか。自分たちは生活をリアルに突き詰めていなかったことを気付かされたように、充実した打ち合わせでした。」
扉はトイレと(BOSSとSALLYの動線も邪魔しない)水回りを仕切る箇所だけ。そのほかはすべて開かれている。クロゼットは玄関周り、寝室、2階と収納力も豊富である。