光
仕事場のスペース、ガレージのある住宅を両立させるための敷地を探していたところ、ほどなく見つかった。それから「一緒に建てるパートナー」としてミライエと出会う。
「オープンな生活空間にしたい、ガレージのある家にしたい。大きな2つの要望を伝えながらプランをいただきました。最初に受けたプランが、私たちの思いにピッタリだったことを覚えています」
外観はガルバリウムと木の融合で、シャープな表情にやわらかな印象も滲む。 同時に複数の車の出し入れも可能なガレージ前と1枚のアルミシャッター。 玄関を入ると右手に仕事場がありながら、生活の場であるリビングダイニングもちらりと見える。繋がるように広がっていく、まさにオープンな空間。 天井高、開口部、採光と生活スペースのレイアウトバランスがよいため、広々とゆったりした感覚に包まれる。2階には客間兼和室、寝室と子ども部屋そしてクローゼット。なおかつ「キッチンから洗濯、お風呂、手洗いそしてリビングへの動線など、とても暮らしやすいです」と奥様。
「当初、仕事場のスペースはフローリングではなく土間だったんです。その際に、どのように、どんな内容の仕事をするかなど、深く詳細に聞かれました。最終的にこの形に落ち着いたのですが、提案内容の裏付けとなる考え方や資料などをたくさん用意してくれたおかげで、全体的に満足な仕上がりになりました」
居室を仕切らないことだけが開放感のある空間を生み出すわけではない。空間の中の機能性を大切にしながら、生活全体を捉えるバランスが必要なのだ。
オープンに広がる室内空間と敷地のバランスが絶妙な家に仕上がっている。