千歳の家
ご主人の転勤が発令される前に、そして夫婦の生活から家族の生活へ、
そんな環境変化が家づくりのきっかけとなった。後押ししたのは、娘が通う千歳認定こども園を設計した会社だったから。
夫婦2人で話し合い、それぞれの志向が異なる中、「間をとって」決めてきた。
「僕は黒い外観がよかったのですが、妻は白がいいと」。
段差のついた敷地形状を利用して、ご主人の希望であった「掘りごたつのようなダイニング」は叶えられ、靴が汚れて帰宅するため、水で洗い流せる「土間」は光を吸収して印象的な玄関アプローチになっている。
プライバシーと開口部の関係は、提案を受けた通りのまま。「もっと大きな窓がいいと思っていましたが、出来上がると、なるほどと思いました」とは奥様。
そんな奥様にあえて聞いてみた、こうすればよかったことは、と。
「他社との検討を最後までしていたんです。見積もり金額差は300万ほどありました。でも、やっぱり納得できる方がいいということでミライエに決めましたが、よくよく考えると300万って、車1台買えますよね(笑)」
床面積で32坪超。面積では測れない豊かな空間は、楽しい暮らしとともに広がっていた。