クロサク
家づくりのきっかけや当時の印象を聞くと、すぐ返ってきたのは営業担当の対応だった。
「家を建てようかなぁと思ってから7年くらい経過していたでしょうかね。その間いろいろな会社を見て回ったのですが、モデルハウスを見学した当日の夜に電話が来たり、次の日にはプラン持参で自宅の前にいたり。そんなグイグイ調の営業スタイルが、どうも肌に合いませんでした」
そんな時、知人が建てた会社を紹介され、
「僕、電話もしませんので、ウチのことが気に入ったら声をかけてください」という営業担当が相手をしてくれた。
「やる気がないのかなと思うくらい連絡もこなかったんですが、あのやり取りの間が良かったんです。いや、ほんとに」
ガレージは必ずつくりたいという強い要望を軸にして、全体のプラン構成が練りあげられた。階を食事・家事をする場所(ダイニング)として、2階を寛げるスペース(リビング)として分離させた。愛犬クロサクが帰宅してもすぐ足を洗えるような動線、キッチン動線の幅のとりかた、浴室から洗濯そして洗濯物を干すスペースのレイアウト。
暮らしやすさと使いやすさが実感出来る住まいである。
敷地100坪に対して建築面積28坪の邸。少々ゆとりがありますねと水を向けると「そこは、あの、予算というものがあるわけで・・(笑)」