光とナチュラル、その風合い
知人宅がミライエであったことから、テイストや写真で見る限りの雰囲気はつかんでいた。
自分たちの暮らしたいイメージはできていた。
あとはそれを伝えるだけ。
奥様が言う。
「木質感は好きなのですが、強すぎるのは避けたいと思っていました。また、キッチンから室内全体を見渡したい、という要望をしました。子どもが遊んでいる、夫が寛いでいる、そんな情景を感じながら生活したいと思っていたので。」
設計から、光は十分に入りますよという説明は、暮らしてからその通りに体感することになった。
洗う→干す→たたむ・しまうのランドリー動線は「完璧です」と。
印象に残っていることはありませんか? とご主人に聞いてみた。
「僕らのしたいことを増やしていったため、自分たちの折り合いをつけながら進みました。
そうできたのも、僕らの要望を聞いてもらいながら、その真意や機能面を考えた上で、プロとしての提案をしてくれたからです。
話の引き出し方や決めていく流れの丁寧さに加えて、こうあるべきといった計算や、描くものの姿勢に、作り手のこだわりを感じた打ち合わせの連続でしたね」
目下の課題は敷地内の大きな庭。そしてご主人の書斎でのお仕事。早く始まるのはどちらだろうか。