HIRAYA
「自分たちの暮らし方はこんな風に考えているということを、ミライエの設計担当者にお伝えしました。2階への昇り降りは僕らの生活リズムに合わないこととか、玄関とかホールなどの名称にこだわらない空間をつくりたいと伝えた結果、最初に提案してくれたプランで90%以上固まりました」。
廊下と廊下に挟まれるようにトイレを配置。ドアはなるべく多用せずワンフロアーのように。「外」と「内」を仕切るドアを開けると土間が左右に広がり、家族のスペースへ直結する空間が出来上がった。
「むしろ日々の生活の負担を減らし、ランニングコストを低減させるために力を注ぎました。図面から窓の寸法を読み解き分度器で測って採光の角度を考えたり。断熱は、グラスウール(軸間)厚み105mmに、ネオマフォーム厚み95mmを付加させています」。それはエアコン1台で暖房環境をまかなっていることに表れている。もし家を建てるならミライエでと思っていたご主人の思いは、快適さを伴った楽しい生活へと移り変わっている。