バリアフリーデザインの家
札幌で住宅を建てようと決めた、しかし現在の居住は旭川。そのため打ち合わせは月に1〜2回札幌に通い、1年くらいかかったそうだ。
バリアフリー、ユニバーサルデザイン。家族が考えた家づくりの出発点だ。
「私たちが暮らしていく上での課題や要望と向き合っていただきながら、その上で快適な空間構成を考えてもらいました」
当初は平屋を考えていたため「今となっては2階部分はおまけですかね(笑)」
1階のリビングには3枚引きの和室が続く。その奥にクローゼットがレイアウトされる。1階のスペースでほぼ生活機能が備わっているのはそのためだ。
素材の選び方、間取り、動線のつくりかたなど、時間をかけた打ち合わせは「暮らし始めてから、こうすればよかったというのは、ほとんどないですね」という満足の声に現れる。
落ち着いた街並み、道路向かいに公園があり子育て環境には申し分ない立地に暮らすなか、趣味などは特段ないと笑うご夫婦だが、休日にはバーベキューなども楽しむという。家族みんなでのんびり過ごす時間は、今日も静かに流れていた。